本日午前、玉藻公園において、この度、松平公益会から本市に御寄贈いただいた和船の贈呈・任命式ならびに真鯛の稚魚の放流式を行いました。
玉藻公園は、城下町高松のシンボルである史跡高松城跡を整備したものです。昨年7月に、公園内の「披雲閣」が国の重要文化財の指定を受け、今年3月には天守台石垣の改修工事が完了するなど、改めて歴史的価値が高くなってきております。そして堀には瀬戸内海の海水を引き込んでおり、海と同様たくさんの海水魚が泳いでおります。「玉藻丸」と任命された和船は、その堀内を周遊するもので、1640年代中頃の高松を描いたとされる「高松城下図屏風」にある和船をモデルに製作されたものと伺っております。和船の就航が、高松城の最大の特徴である海城(うみじろ)を体験できる機会となるとともに、放流された稚魚が大きくなって、和船と共に、訪れた多くの皆様を楽しませてくれることを期待しております。
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