本日午前、屋島山上南嶺にて、屋嶋城跡城門遺跡のオープン記念式典を開催しました。この屋嶋城は、飛鳥時代に中大兄皇子、のちの天智天皇が国防のために築かせた古代山城のうちの一つです。日本書紀にその名が記されてはいましたが、遺構が確認できず、実在していたかどうかが疑問視されていました。平成10年、地元住民の平岡岩夫氏が、古い石積みを発見したことを契機として、本市教育委員会の発掘調査が行ったところ、屋嶋城の城門跡が確認され、存在が明らかになりました。石積みの発見から10年近くを経て、城壁が再現され、本日一般公開することができました。 屋島城跡城門遺構は、屋島南嶺の遊歩道を少し下ったところにあります。蘇る屋嶋城というARアプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードしていただくと、現地でAR(拡張現実)技術により、当時の姿を再現し体感することもできます。ぜひ、多くの市民や観光客の皆様にこの城門跡を訪れていただき、1350年前の屋島や高松、瀬戸内海の姿を想像しながら、古代ロマンに思いを馳せ、体感していただきたいと思います。
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