これが、今年の私の年賀状です。
今年の干支は「甲午(きのえうま)」です。この「午」の字は、もともとは杵の形の器から取られたもの(象形)。十二進法で前半が終わり、後半が始まる位置に用いられ、その交差点を正午と言うそうです。同様に十二支においても中間に位置し、成長期が終わり、衰退期が始まる状態を表したものとされています。動物の「馬」が当てられたのは、庶民に十二支を理解させ、浸透させるためにそれぞれ動物を当てていったところ、「午」に「馬」が当たったもので、その順番や選ばれた理由は定かではないとのことです。 私の今年の年賀状は、「馬」の文字を紀元100年、後漢の時代に作られた中国最古の漢字字書「説文解字」の文字に倣ってしたため、それを背景にして「迎春」を隷書体で書いたものです。 「馬」の字と隷書の「迎春」が明るく楽しい感じに仕上がったと満足しています。スキップをするような明るい新春となることを心からお祈りしています。
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