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 皆様方には平成27年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。旧年中は何かとお世話になり、有難うございました。

 昨年12月14日には、突然の衆議院解散により総選挙が行われ、政権与党が勝利し、自由民主党と公明党の連立政権が維持継続することとなりました。内外の諸課題について待ったなしの対応が求められますが、特に「経済再生」「地方創生」の成果を目に見える形で出すべく、強力に推進していただきたいと思います。
 「経済再生」では、第2次安部政権が発足直後から打ち出したいわゆる「アベノミクス」政策により、円安、株高傾向が続き、景気動向は回復の兆しを見せています。しかし、地方や中小企業にはその効果はまだまだ行き渡っていないとの声も多く、如何に経済の好循環を維持しながら全国隅々までの底上げを図って行けるかが課題です。
それから「地方創生」。昨年5月に日本創成会議が、このまま人口減少、少子高齢化が進行すると全国の約半数に当たる900近い市区町村が消滅する可能性があるとのレポートを公表し、大きな話題になりました。この流れを阻止せんがためにも「地方創生」が必要です。ただ、国からの押しつけでは上手く行きません。今後、規制改革や自由度が高い新しい交付金を活用しながら、地方が創意工夫して活力ある地域づくりをし、少子化の流れと首都圏への人口流出を食い止め、若者定住に結びつけて行くような積極的な施策展開が求められます。高松市も国の政策動向にも十分注意しながら、本市の実情にあった真に有効な施策を鋭意実施してまいりたいと存じます。
昨年は高松市役所にとって、職員倫理の問題で厳しく反省すべき一年となりました。一昨年夏に行われた参議院議員選挙の開票事務において、開票事務を不正に行った事件が発覚し、隠蔽工作をした職員と合わせて6人の職員、元職員が逮捕起訴されました。公務の中でも最も厳正さと公平さが要求されるべき選挙管理事務において前代未聞の不正行為が行われていたことは全国ニュースとなり、市政への市民の信頼は大きく失墜しました。他にも不祥事は続いており、今後は、不祥事の撲滅と市民の信頼回復の為に新たに策定した「コンプライアンス推進施策」に基づき、私が先頭に立ち全庁挙げてコンプライアンス体制の確立と職員意識の覚醒、啓発に務めてまいりたいと存じます。
 また、昨年は瀬戸内海が日本で最初の国立公園として指定されてから80周年の記念の年でした。指定日の3月16日に屋島山上でキックオフイベントを行った他、7月には記念式典も本市で開催されました。3月には「創造都市推進ビジョン」にいう「祝祭」のメインイベントである「第3回高松国際ピアノコンクール」が開催され、最年少出場者の韓国のムン・ジヨンさんが優勝し、成功裡に幕を閉じました。さらに10月には日本とフランスの間で姉妹都市等の交流をしている自治体が一堂に会して共通課題等について議論をする「第4回日仏自治体交流会議」が本市で開催されました。過去最多の45自治体の代表者の参加を得て、国際交流と地方自治政策の進展に大いに役立つ成果とともに「高松宣言」が採択されました。そのほか、「香川ウォーターフロントフェスティバル」「高松盆栽大会2014」「中核市サミット in 高松」も盛況に開催され、今や毎年恒例となった文化芸術イベントなども合わせて創造都市と呼ぶにふさわしいまちの賑わいが見られました。

 年が明けて平成27年未年(ひつじどし)です。私の任期は5月1日までで、統一地方選挙において高松市長選挙が行われます。
 私は、今期のマニフェスト2011「創造性豊かな海園・田園・人間都市」という都市のビジョンを掲げました。このビジョンの実現は、これからが非常に重要な時期で、正念場を迎えます。これを私自身の手で実現に近づけるべく、私は来春の高松市長選挙に立候補し、市民の多数の皆様のご支持、ご理解が得られますれば、引き続き、高松市政の舵取り役の重責をしっかりと担ってまいりたい、と決意をいたしております。今後とも引き続き、市民の皆様の声をさまざまな形で拾い上げながら、「創造性豊かな海園・田園・人間都市」を目指して、全力で必要な施策事業の展開を図ってまいりたいと思います。

 皆様の一層のご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
 そして、本年が皆様方にとりまして素晴らしき良き年となることを心からお祈りしています。


今年の私の年賀状

 これが、今年の私の年賀状です。

 今年の干支は「乙未(きのとひつじ)」です。
 ものの本(「干支の活学」安岡正篤)によると、「乙という文字は、草花の芽が曲がりくねっている象形文字で、新しい改革創造に対して外からの抵抗が強い」ことを言うそうです。「については、「」と「」から成り、枝葉の繁茂を表し、枝葉が茂ると暗くなるから、未は昧に通じ、すなわち暗くなるという意」だそうです。
 ということで、これだと余りぱっとしない年のようですが、前回(60年前)の「乙未」の年は昭和30年。高度成長時代の始まりで日本経済が絶好調の時代でした。現在のソニーが国産初のトランジスタラジオ、東芝が国内初の自動電気炊飯器を発売した年だそうです。アベノミクスに一段と加速がつく年になると良いですね。


 私の今年の年賀状は、例年と同様十二支の「未」の一文字をしたためました。行書体であえて右払いを長くし、末永い幸福の願いを込めています。背景は緑を基調に松の枝葉をあしらってお正月らしい雰囲気を出しています。「謹賀新年」と日付もオーソドックスな行書体で書きました。
芝生を食む「グリーンシープ」のイメージで、穏やかで且つ豊かで温かい年となればと願っています。

なお、公選法の規定により、高松市在住の方には年賀状をお出しできませんでした。この画面を持ってご挨拶とさせていただきますことをお許しください。

 

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