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新年明けましておめでとうございます。
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皆様方には平成29年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。
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昨年は、本市においては、大きな災害や事故等もなく比較的穏やかな一年でした。しかしながら、全国的には、4月に熊本県を中心に最大震度である震度7を実質2日連続して記録した大規模な地震が発生し、多くの死傷者や建物の倒壊などの大きな被害が出ました。8月には東北地方や北海道に台風が連続して直撃、10月には鳥取県中部でも大きな地震が起こりました。さらに年末には新潟県糸魚川市で大火災が起こり中心部が大きく焼失するなど、いつどこでどんな形で起こるかも知れない大災害に対して、常日頃からの防災、危機管理体制の確立の必要性、重要性を改めて痛感した年でありました。 また旧高松市が近隣の6町と合併(うち塩江町は4ヶ月先行して合併)をしてちょうど10周年という節目を迎えた年でした。2月にはサンポートホール高松で記念式典を開催し、市民の皆さんとともに盛大にお祝いをすることができました。 3回目の開催となる瀬戸内国際芸術祭2016も春、夏、秋の会期で述べ108日間開催され、前回、前々回同様に多くの来場者で賑わい、内外に様々な話題を提供しました。特に今回は外国人の来場者が多く、アンケート調査では、来場者の13.4%が外国人と、前回の2.6%から10ポイント以上も増加し、文字通り国際的な色彩の強いイベントとなりました。また、4月末には伊勢志摩サミットに先立ち、G7香川・高松情報通信大臣会合が本市で開催され、来高した各国の参加者からは「美しく利便性の高い都市」など、瀬戸内海の風景やコンパクトにまとまった本市の都市機能などに賛辞をいただきました。このようなイベントを通して、高松市の国際化が実質的なものになってきたと実感のできる一年になったと思います。 11月23日には、プレイルームやプラネタリウム、子育て相談コーナーや科学展示室を備えたこども未来館を中心に、夢みらい図書館、平和記念館、男女共同参画センターを併設した複合施設「たかまつミライエ」が開館し、各種イベントが行われ、多くの市民にご利用いただいています。
海外に目を転じてみると、時代の転機となりそうな出来事が相次ぎました。6月にはイギリスの国民投票でEU離脱派が勝利、キャメロン首相が辞任をしました。お隣の韓国では朴大統領の弾劾訴追が国会で可決、大統領の職務停止となり、政治的空白が起こりそうです。また、アメリカの次期大統領選挙では、大番狂わせと言われる結果で共和党のトランプ候補が勝利。過激な発言を繰り返し、これまでと大きく異なる政策を掲げているだけに、就任後のアメリカや世界がどうなっていくのか、不透明感は拭えません。さらに年末には、駐トルコロシア大使がトルコの警官に銃撃され死亡した事件、ドイツのクリスマスマーケットに移民申請を拒否された男が乗った大型トラックが突っ込み多くの死傷者が出た事件など、紛争勃発の種ともなりかねない物騒な出来事が相次ぎました。 本市においては、比較的平穏な年だった昨年も、このように見てくると全国的には大きな災害が頻発により結構大変な年であり、さらに世界的に見れば、政治的不安定さが増し、不穏な空気が流れ、先々の不透明さがより強くなった年でした。
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明けて今年は平成29 酉 年です。
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本市が関係する今年の大きなイベントとしては、日本と台湾の観光交流について関係者が集まり議論する「日台観光サミット
IN四国」のサミット会議が6月1日に香川国際会議場で開催されます。また、4月から6月まではJRグループ6社の大型観光キャンペーン(ディスティネーション・キャンペーン)が四国を対象地域として大々的に展開されることになっています。キャッチコピーは「しあわせぐるり、しこくるり」です。この機会に本市の観光についても内外に大いにPRし、多くのお客さんに来ていただきたいと思います。
4月23日には、新しい屋島競技場(愛称:屋島レクザムフィールド)がオープンをします。全国初となる棒高跳びの公認競技が可能な室内競技場を持ち、ユニバーサルデザインへの配慮を施した施設であり、このような特長をPRしながら市内外から多くの方々に親しまれ利用していただき、スポーツを通じた賑わい創出ができるように努めてまいりたいと思います。
見てきたように、我が国を取り巻く国際情勢は、不安定さと不透明さを増しています。また、人口減少、少子超高齢社会が本格化してまいります。我々基礎自治体を取り巻く環境は厳しさを増しており、今年も高松市政は多くの課題に直面することになろうかと思います。そんな中、皆様方のお力沿いをいただきながら私自身これまで同様誠心誠意職務に邁進してまいりたいと存じますのでこれまでと変わりませぬご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。
本年が皆様方にとりまして素晴らしき良き年となることを心からお祈りしています。
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平成29年元旦
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高松市長 大西秀人
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これが、今年の私の年賀状です。
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今年の干支は「丁酉」です。
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「とり」は「とりこむ」という意味にも解され、商売繁盛に繋がるとされています。相場の格言としては「辰巳天井、午尻上がり、未辛抱、申酉騒ぐ」と言われ、申年に引き続いて騒がしく、活発な商いとなると言われています。その言われ通り、今年は経済も社会も活力のある元気な年になればと願っています。
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今年の年賀状は、全体の背景を黄土色で着色して、「酉」の字を行書体でしたため、白抜きで取り込みました。
「謹賀新年」は、草書で軽やかに書いてみました。全体を温かく爽やかな感じで仕上げたつもりです。
酉年にちなんで、皆様方にとりましても、大きく羽ばたく飛躍の年となりますことを心から願っています。
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なお、公選法の規定により、高松市在住の方には年賀状をお出しできませんでした。 この画面を持ってご挨拶とさせていただきますことをお許しください。
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■■■ これまでの時候のご挨拶(バックナンバー)
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