■瀬戸内創造拠点都市・高松のさらなる進化を!  高松市長・大西ひでと-公式ウェブサイト

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 皆様方には令和二年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。


 昨年は、天皇陛下が御即位され、新しい令和の御代が始まりました。その新たな幕開けにふさわしく、ラグビーワールドカップの日本代表の大健闘や、渋野日向子選手の全英女子オープンゴルフでの優勝、更には、バスケットボールの八村塁選手や香川県出身の渡邊雄太選手の世界での活躍と、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、スポーツの明るい話題が多く、日本中が沸き立ちました。
 また、通算4回目となる「瀬戸内国際芸術祭2019」では、国内外から過去最高の117万人余りの多くの方に御来場いただき、成功裡に幕を閉じました。

 一方で、昨年に続き災害が多く発生し、本市は大きな被害はなかったものの、長雨や台風が何度も襲った東日本では、多くの死傷者や建物の倒壊の甚大なる被害を受けました。また、10月末には世界遺産の首里城が焼失するというショッキングな出来事もありました。このように、華やかさと賑やかさ、嬉しさの反面で、過酷な苦しみや悲しみが同居した年となりました。
 現在、我が国は、経済情勢においては長期にわたる回復を持続させておりますが、今年10月の消費税率の引上げによる景気への影響が懸念されるほか、中小企業等における人手不足などの課題が山積しております。また、国際情勢に目を向けますと、貿易や香港デモを巡るアメリカと中国との対立や、最悪と言われる日韓関係など、先行きが見通せない状況が続いています。
 そのような中で、昨年4月の高松市長選挙におきまして、私自身、再選を果たすことができ、引き続き、高松市政を担わせていただくこととなりました。4期目となりましたが、初心を忘れる事なく、マニフェスト2019に掲げた各種施策を展開して、「瀬戸内創造拠点都市(クリエイティブ・コア)高松の更なる進化」を図り、「老若男女の笑顔が輝く元気な高松を創生」して参りたいと存じます。

 明けて今年は令和二年子年です。
 今年は、本市が明治23年(1890年)2月15日に全国で40番目の市として市制を施行してから130周年となる節目の年であります。これまで本市の発展の礎を築いてこられた先人の業績に改めて感謝いたしますとともに、本市を「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」として、更に飛躍・発展させ、将来に引き継いでいかなければならないとの決意を新たにしているところでございます。また、7月24日からは、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本市におきましても、聖火リレーパラリンピックの採火式が実施されるほか、台湾を相手地域とする、ホストタウン・共生社会ホストタウンに登録されておりますことから、事前合宿を始めとする各種の交流事業を通じて、機運の醸成を図ってまいることとしております。
 さて、本市におきましても、人口減少、少子・超高齢化の本格的な進展を迎えております。依然として東京一極集中に歯止めがかかっていない現状や、若者世代の転出超過が進んでいることを踏まえると、危機感を持って各種施策に取り組んでまいることが肝要であると存じます。このようなことから、現在策定中の第2期たかまつ創生総合戦略(仮称)におきましては、次代を担う若者が、将来に明るい未来を見通すことができるよう、取り組むべき3つのテーマを掲げ、重点的に取り組むこととしております。
 1点目は「地域共生社会の推進」であります。
 子育てと親の介護を同時にしなければならなくなる「ダブルケア」や、高齢の親と引きこもりの子の同居世帯が社会的に孤立・困窮する、「8050問題」など、複合化・複雑化している個人・家庭が抱える課題に対応するため、「ほっとけん 市民みんなでつくる ほっとかんまち高松。」を合言葉に、まるごと福祉相談員の配置や総合センター等への福祉の総合相談窓口の設置、地域福祉ネットワーク会議の拡充などに取り組んでまいります。
 2点目は、「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」です。
 コンパクトで持続可能なまちの実現に向け、市街地の拡大抑制に係る土地利用の規制や、現在制定に取り組んでいる「豊かな住まいづくり条例(仮称)」による本市の地域特性に応じた総合的な住宅政策の展開を図るとともに、ことでん新駅整備などと併せて交通ネットワークの再編も進めてまいります。
 3点目は、「スマートシティの推進」です。
 人口減少、少子超高齢社会においても、持続的に成長し続ける「スマートシティたかまつ」を目指し、AIやRPA等を積極的に活用して市役所の業務の自動化・効率化を図るとともに、ICT・データの活用と、産学民官の多様な主体との連携により、本市が抱える様々な課題の解決や、新たなサービスの創出に取り組んでまいります。
 このほかにも、今年は、中国南昌市との友好都市提携30周年記念事業や5年に一度の国勢調査を始め、中学生への通院医療費助成の拡大や小学校3・4年生普通教室への電子黒板の整備、自治会再生への取組などの重要な施策・事業が予定されております。
 我が国を取り巻く国際情勢は、不安定さと不透明さを増しています。また、人口減少、少子超高齢社会が本格化により、我々基礎自治体を取り巻く環境は厳しさを増しており、今年も高松市政は多くの課題に直面することになろうかと思います。そんな中、皆様方のお力沿いをいただきながら私自身これまで同様誠心誠意職務に邁進してまいりたいと存じますのでこれまでと変わりませぬご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。

 昨年末、世界最大規模の旅行予約サイト「ブッキング・ドットコム」が発表した2020年に訪れるべき目的地トップ10に、日本で唯一、「高松」が選ばれたという嬉しいニュースが入ってまいりました。
 これにあやかり、令和2年、2020年が高松市にとりまして、また、皆様がたにとりましても、幸多き輝かしい年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 令和2年 元旦

高松市長  大西秀人

 


今年の私の年賀状

 これが、今年の私の年賀状です。

 昨年私は、60歳の還暦を迎えました。干支が一回りして、今年は人生二巡目に入る最初の年となります。

 その今年の干支は「庚子」。十干十二支を植物で見た時、「庚子」は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年とも言える、とされています。
 また、「子」は生命のスタートであり、繁殖や発展を意味するそうです。そこから多産の動物であるねずみが当てられた、とされています。また「子」という漢字は、頭の大きな赤ん坊が両手を広げた象形文字で、子どもを表し、そこから小さい、生む、種子、従うといった意味が派生したそうです。古代中国では立派な男性に対する敬称にも使われ、孔子、孟子、老子、荘子など優れた哲学者によく用いられるなど、「子」の文字には「賢い・聡い」という意味も内包されているとのこと。三画の簡易な文字にも深い意味がありますね。


 (参考:「2020年の干支は「庚子」。未来は既に決まっている?東洋思想に見る幸せの掴み方」)

 その多様な意味合いをもつ「子」をいつもの如く毛筆でしたため、明るい赤色でねずみの毛筆イラストと共に配置をし、「謹賀新年」を始めとした文字は、少し角張った行書で書いて全体をオーソドックスにまとめました。

 「子」の漢字の意味するところのごとく、少子化が少しでも抑制され、高松市の賢い発展に繋がるような、新しいスタートの切れる年にしたいものです

なお、公選法の規定により、高松市在住の方には年賀状をお出しできません。
この記事をもってご挨拶とさせていただきますことをお許しください。

 

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