その今年の干支は「庚子」。十干十二支を植物で見た時、「庚子」は変化が生まれる状態、新たな生命がきざし始める状態なので、全く新しいことにチャレンジするのに適した年とも言える、とされています。 また、「子」は生命のスタートであり、繁殖や発展を意味するそうです。そこから多産の動物であるねずみが当てられた、とされています。また「子」という漢字は、頭の大きな赤ん坊が両手を広げた象形文字で、子どもを表し、そこから小さい、生む、種子、従うといった意味が派生したそうです。古代中国では立派な男性に対する敬称にも使われ、孔子、孟子、老子、荘子など優れた哲学者によく用いられるなど、「子」の文字には「賢い・聡い」という意味も内包されているとのこと。三画の簡易な文字にも深い意味がありますね。
|