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 皆様方には令和4年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 令和2年1月15日に国内で初めて新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されてから、早2年が経過いたします。新種のウイルスという見えない敵との闘いにおいては、私たちがこれまで当たり前と考えていた、人が集まり、移動し、そして、ふれあうことが著しく制限され、市民生活や地域経済は、長期間にわたり、非常に大きな影響を受けております。全国各地で何度かの感染拡大が繰り返して起こり、その都度国民にたいする行動制限や事業者に対する営業制限、イベント行事等の自粛、中止等が求められ、その対応に追われたここ2年の年月でありました。
 そんな中で、賛否両論はありながら、しかもほとんどが無観客という異例の開催となりながらも、どうにか一年遅れで東京2020オリンピック、パラリンピック競技大会が開催でき、日本代表選手がこれまでにないような活躍を収めたことは、素直に喜ばしいことであったと思います。また、フェンシング男子団体エペで本市出身の宇山賢選手が見事に優勝し、高松市出身でオリンピック初の金メダリストが誕生したことも大変嬉しい出来事でした。
 新型コロナウイルスの感染状況は、現在のところ、落ち着きを見せておりますが、今後におきましては、ウィズコロナからポストコロナを見据え、「新しい生活様式」を踏まえた取組の継続と定着を図るとともに、感染リスクの最小化と、社会経済活動の活性化を両立させることができるよう、あらゆる分野でデジタル技術の活用を図りながら、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進などに取り組む必要があるものと存じます。
 本市にとりまして、これからの2年間は、第6次高松市総合計画の総仕上げの時期でもありますことから、目指すべき都市像である「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」の実現に向け、各施策の効果的な実施に、一層努力してまいりたいと存じます。
 昨年10月に就任した岸田首相の2回にわたる所信表明演説におきましては、新型コロナ対応に万全を期すことや、「新しい資本主義」の実現を目指す方針が示されるとともに、「新しい資本主義」の主役は地方であるとし、デジタルの力を活用することで人口減少などの地域課題を解決し、地方から国全体へのボトムアップの成長を目指す「デジタル田園都市国家構想」が掲げられたところです。これまで、スマートシティの推進に取り組んできた本市といたしましては、デジタル技術を活用した地域課題の解決や、行政手続のデジタル化、さらには、官民連携・広域連携による新たなDX推進体制(かがわDXLab(仮称))の構築などを、今後本格化していくこととしており、デジタル田園都市のモデルとなるよう、これらの取組を通じて、本市の魅力創出に努めてまいりたいと存じます。
 さて、昨年11月、世界的な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が発表した、2022年に訪れるべき世界の最も旬な旅行先の地域部門で、「四国」が日本で唯一、第6位に選ばれるという、大変喜ばしいニュースが入ってきました。折しも、今年は、「瀬戸内国際芸術祭2022」「第5回高松国際ピアノコンクール」の開催を始め、夏には屋島山上交流拠点施設のオープンが予定されているなど、本市観光の再活性化の好機ととらえているところでございます。さらに、7月から8月にかけては、国内最大規模の高校生スポーツの祭典である、全国高等学校総合体育大会が開催され、新体操、バスケットボール、自転車競技のトラックレース、フェンシングの4競技が、本市を会場として開催されます。
 シェイクスピアの悲劇マクベスの一節に、「明けない夜はない」という台詞がございます。「いつかは必ず良いことがある」という意味で使われることも多く、コロナ禍で社会全体が苦しい状況の中で、前向きな気持ちになれる言葉であります。こんな時代だからこそ、行先の明るい希望が求められています。市民の皆様に「持続可能性の先に灯す希望」をお示しできるよう、「独創指向」「未来指向」「世界指向」3つの指向を大切にしながら、コロナ禍が明けた後を見据え、高松が飛躍するための次の一手を、しっかりと準備し、適切に打っていただく年としたいと存じます。
 令和4年、2022年が、高松市にとりまして、また、市民皆様方にとりまして、健やかで実り多き一年となりますことを心からお祈り申し上げて、私の新年にあたっての挨拶とさせていただきます。
 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 令和4年 元旦

高松市長  大西秀人

 


今年の私の年賀状

 今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」。その意味するところは、「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になるということのようです。
 「壬」という漢字は、鍛造する台を表した象形文字です。そこから支える、担うといった意味が派生したそうです。「寅」という漢字は、弓矢を両手で引き絞る形を表した象形文字です。もともとは、引っ張るや伸ばすといった意味で使われていたが、矢が放たれる準備段階を示していることから、「動き始め、胎動」といった意味が派生したそうです。
 年賀状には今年も、この十二支の「寅」という字をメインデザインとすべく色々な字体を毛筆で描いてみましたが、結局は明るく軽い感じの行書体で仕上げることとしました。金色の「寅」の字をバックの真ん中において、梅と虎の置物とめでたい赤の文様を上下に添えました。


 いつもより優しい感じで仕上がったと思っています。寅(虎)を真ん中に置いて、正に「壬寅」の意味するごとく、「春の胎動」を感じていただければと思います。

なお、公選法の規定により、高松市在住の方には年賀状をお出しできません。
この記事をもってご挨拶とさせていただきますことをお許しください。

 

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