今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」。その意味するところは、「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になるということのようです。 「壬」という漢字は、鍛造する台を表した象形文字です。そこから支える、担うといった意味が派生したそうです。「寅」という漢字は、弓矢を両手で引き絞る形を表した象形文字です。もともとは、引っ張るや伸ばすといった意味で使われていたが、矢が放たれる準備段階を示していることから、「動き始め、胎動」といった意味が派生したそうです。 年賀状には今年も、この十二支の「寅」という字をメインデザインとすべく色々な字体を毛筆で描いてみましたが、結局は明るく軽い感じの行書体で仕上げることとしました。金色の「寅」の字をバックの真ん中において、梅と虎の置物とめでたい赤の文様を上下に添えました。
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