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 さて、「高松散歩」のコーナーを作ったはいいけど、どんなことを書こうか??・・・  と、思い悩みながら、決めました。

 ★ このコーナーでは、私の好きなこと、街で見つけたこと、趣味の音楽、スポーツあたりを中心にごった煮でしかも文体等にもこだわらずに徒然日記風に記していきます。
 独断と偏見で勝手な言い分も出てこようかと思いますが、そこはご容赦を。

■■■ 第五十回 ■■■

今日からフランスへ行ってきます

10月22日

 今日から、29日まで、フランスへ行って来ます。
 パリ、トゥール、ナンシーの各都市を訪問します。

 パリは、経由地ですが、空き時間に現在フランス国立ギメ東洋美術館で開催中の「こんぴらさん 海の聖域展」を見てくる予定です。
 金比羅さんの至宝である円山応挙や伊藤若冲の襖絵がパリの美術館でどのように輝いているか、楽しみです。
 トゥール市では、本市との姉妹提携20周年を記念した各種行事に参加します。親善交流を深めると同時に、トゥールで先進的に行われている食育や環境施策についても勉強してきたいと思っています。


 また、ナンシー市では、日仏交流150周年を記念した日仏自治体交流会議に参加し、高松市の中心市街地活性化施策について発表を行うとともに、20人を超える日仏の市長等の都市代表と意見交換を行う予定です。

 機中泊も入れて7泊8日の出張でタイトなスケジュールになっていますが、せっかく行くのですから、貪欲にいろいろなものを吸収してきたいと思っています。
 それでは。
 Au plaisir de vous revoir
 
(オ プレジール ドゥヴ ルヴォワール)


■■■ 第四十九回 ■■■

天晴れ!でかした!カマタマーレ讃岐、四国リーグ優勝決定

10月19日

 日差しが身体を射すように感じるほど、天高く秋晴れの抜けるような青空が広がった日曜日。
 朝から消防団の連合演習、歯科医師会との親善野球大会、高松秋の祭り仏生山大名行列の各種行事をこなし、大忙しであったが、頭の中でずっと気になっていたのが、徳島で行われたサッカー四国リーグのカマタマーレ讃岐対宿敵徳島ヴォルティス・2ndとの一戦。勝つか引き分ければ四国リーグ優勝。負ければ、来年のJFL昇格の夢が立たれるという絶対に負けられない大一番である。
 昨年も、同様な試合を徳島まで勢い込んで見に行ったら0対3の完敗で夢が潰えた苦い思い出が残る。

 そして一年たった今日。外での行事を終え家に帰ってきて、夕方、カマタマーレのホームページを開いてみると、1対0で勝利したことを知り、一人自室で万歳をして喜んでいる。
 天晴れ!でかした!
 これで、四国リーグの優勝が決まり、全国地域リーグ決勝大会に進出が決定した。そして、それに勝利すれば、来期はJFL入りである。
 あと少しで夢がかなう。
 今年は、チームの体制を抜本的に強化し、羽中田監督という名将を得て、選手も補強し、万難を排してここまでたどりついた。
 あと一息である。

 是非、最後まで戦い抜いて勝利を収め、JFL昇格、そして将来のJリーグ入りという夢をつかんで行って欲しいと願っている。


■■■ 第四十八回 ■■■

だんだん−「杜甫」は酒の銘足り得るか

10月11日

 10月からのNHK朝の連続テレビドラマ「だんだん」。松江(島根県)が舞台となる初めてのものということで、楽しみに見ている(ほとんど夜の再放送だが)。


 松江は、平成12年から平成15年まで3年間私が暮らした町。宍道湖に面した穏やかな水の都という形容が相応しい落ち着いた風情の城下町である。松江の良い所、好きなところは、いっぱいあるが、日本酒の造り酒屋が多く、旨い地酒がバリエーションも多くいろいろと飲めるのも魅力の一つ。
 その中でも私が一番好きだったのは「李白」という銘柄。お分かりのとおり、「酒中の仙」と自ら称し、酒をこよなく愛した唐の大詩人の名を冠したものである。「一杯一杯復(また)一杯」と詠んだ「山中の幽人と対酌す」という詩は、世の酒飲みの愛唱歌といってもいいだろう。


 この「李白」という酒、命名をしたのは、島根県が生んだ最初の総理大臣である若槻礼次郎氏。2番目に総理大臣になった竹下登氏も、訪中の際には、この地元の酒を大量に持って行ったそうである。
 この酒のことを思い出したのは、「だんだん」で「杜甫」という酒が出てくるというのをあるところから聞いたから。NHKとしては実際にある「李白」という酒(酒蔵)の名前をそのままは使えないからだろうが、いかがなものだろうか。
 確かに杜甫も酒は好きだっただろうし、「飲中八仙歌」では、「李白は一斗、詩百編。長安市上、酒家に眠る。」と詠んでいて、李白と一緒に良く飲んだらしく、代わりに使いたくなるのは、分からないでもない。
 しかし、李白の代わりに杜甫、という発想はあまりに単純すぎる気がする。純粋に酒が好きだった、酒を歌った詩を多く書いた、ということであれば、陶淵明、白居易あたりの名前が出てくるべきであろうし、そうでなければ、中国の詩人にこだわる必要はない。
 とまあ、あえて異を唱える必要もなく、どうでもいいことの部類に入る話だが、好きな街と好きだった酒に関するものだけに、思わず力が入ってしまった。


 また、これもあえて私が解説する必要もないことだが、ちなみに、「だんだん」は、出雲弁で「有難う」のことで、今でも普通に使われている方言である。だんだん、だんだんと重ねるほど丁寧になる。語源は、はっきりしないようだが、「だんだん多きに有難う」の略で京都の遊里に始まる挨拶語という説が強い。
 さらに、主題歌を作詞作曲し、歌っている竹内まりやさんは、松江市の隣の出雲市(旧大社町)出身でドラマのロケにも使われていた出雲大社前の由緒ある旅館(竹野屋)の娘さんである。


 「だんだん」に出てくる松江、出雲の風景を見ていて、本当に懐かしく、「ああだ(あげだ)、こうだ(こげだ)」と何かと人に言いたくて仕方がない今日この頃である。


■■■ 第四十七回 ■■■

まちかど漫遊帖2008、いよいよ始まります

9月19日

 今年もやってきました。高松名物まち歩きツァー、まちかど漫遊帖2008がいよいよ9月23日から始まります。
 チーフプロデューサーの崎洋之さんとるいままが「まちかど漫遊帖、今年もよろしく」、と一年ちょっとぶりに市長室を訪ねてきてくれました。



 崎さんは、つい昨日(18日)、朝のNHKで、KABAちゃんと上条アナを引き連れたうどん屋巡りでの見事なうどんの食いっぷりが全国津々浦々まで放映され、一躍有名人に躍り出るか、という地元の誇る凄腕案内人。
 るいままは、「源平石あかりロード2008」のイベントのメインプロデュースもやっていて、まちおこし事業などで引っ張りだこの売れっ子仕掛け人兼プロデューサー兼脚本家兼歌手兼・・・・(あと何だろ)、とにかくマルチに活動されている本職作家の超多忙人間。
 それぞれいろいろとご苦労がある、(あるいはこれまで一杯あった)と思うのですが、二人ともすこぶる明るいところが良いですね。

 漫遊帖2008は、コースも昨年の34コースから43コースに大幅に増えて、申込み状況も上々だそうです。

 是非とも今年も成功させたいものですね。


■■■ 第四十六回 ■■■

墨華書道展−日本人の「心」

9月18日

 市美術館で開かれている墨華書道展を観てきました。毎年秋の恒例行事ですが、今年は、主催している墨華書道会の創立50周年ということもあり、それを記念した華やかな展覧会となりました。
 この墨華書道会は、会長で、私も日頃からお世話になっている小森秀雲先生らが中心で始められた会で、その書道展も昭和34年に栗林公園内の市美術館で第一回展が開催され、今年で50回を数えるとのこと。まさに、歴史と伝統のある書道展です。

 しかも、今年から、館の計らいで、これまで別の場所で展示していた学生展も一緒に市美術館で展示することができるようになったと、小森会長が大層喜んでいました。やはり、市民に親しまれ、喜ばれてこその公共施設です。良い配慮だと思います。
 ところで、出展されている作品は、どれも力作ぞろいですが、役員の見事な書は別として、学生、特に「招待」や「無鑑査」の部の作品のレベルの高さには目を見張りました。「これ、凄く良いですね。」と近づいて落款を見ると「小6 ○○」、とか「中2 ○○」と書いてあり、驚きを通り越して、末恐ろしさを感じました。香川県の書道会の裾野の広さを認識し、未来の明るさを思いました。



 写真は、小森会長の出展作品の前で記念撮影したものです。
 会長の作品は「」の一文字。平べったい字で、普通は横長の紙か全紙に書くところをあえて縦長の紙に書いて、上下の余白を楽しんでもらいたい、とのことでした。それにしてもずっしりと腹に座るような訴えを投げかけてくる「」で、見ているだけで気が引き締まります。全体の三分の二より少し上目のところにあり、胴長の日本人の丁度へその辺り。そこで、日本人の心を結ぶ帯のようにも見えました。
 発想が飛びすぎましたが、多くの素晴らしい書の作品を見て、目の保養、心の栄養補給ができました。


■■■ 第四十五回 ■■■

本殿内部は見られずどもスイーツに収穫あり

8月20日

 お盆休みをもらって、私にとっては懐かしい山陰・出雲へ一泊二日の旅行をしてきました。
 日程が合えば、約60年ぶりという出雲大社の本殿の公開を見たかったのですが、17日が丁度最終日と重なり、混雑状況と待ち時間を聞いて、あきらめました

 結局、足立美術館、松江市内、須賀神社、海潮温泉、古代出雲歴史博物館出雲大社と回りましたが、改めて、大和より歴史が古いと思われる出雲の歴史と中国山地の厳然たる自然の深さに感銘を覚えた旅となりました。


 観光情報は、すべて省略させていただきますが、今回の新たな収穫として、和洋のスイーツに関するものがありました。

 まず、
 出雲大社の門前町で、「ぜんざい」は、ここが発祥だ、との新事実を教えていただきました。出雲は、10月(神無月。出雲では神在月。)に全国から神々が集まってくる地として知られていますが、そこで出されたのが「神在餅(じんざいもち)」。それが、「砂の器」で有名になった出雲独特のずうずう弁でなまって、「じんざい」が「づんざい」になり、「ぜんざい」になったとのことです。当然、これも関西以西では珍しく地元でうどんよりも好まれる出雲そばを食べた後、ぜんざいをいただきましたが、にわか仕込みの蘊蓄の所為か、大層美味しく感じました。


 そして、
 帰り道、米子道に入る前に立ち寄った2005年には世界大会で準優勝した日本一のバリスタ(コーヒー職人)門脇洋之さんがオーナーをしている

「CAFE ROSSO」のカプチーノのケーキセット。

 コーヒーの味と香りはもちろんですが、写真で分かるように見た目でも癒し、楽しませてくれます。オーダーで、「クマさんとウサギさんでお願いします。」と妻が頼むと、こんな素敵なカップが出てきました。
 コーヒー一杯とケーキでこんなにも旅の疲れが取れるものかと、帰宅までの元気をもらいました。


■■■ 第四十四回 ■■■

極真空手桑島道場も凄い

8月10日

 今日は、午後から空手の極真会館桑島道場20周年記念、第13回香川県空手道選手権大会に招かれて参加し、挨拶をしてきた。
 前日のバレエ公演とは全く趣が異なるイベントだが、ここでもまた、驚き、感激して、楽しい時間をすごすことができた。
 まず、会場である香川町体育館に入るなり、場所を間違えたかと思うような異質の雰囲気。本格的なジャズバンドの演奏に乗って、女性歌手がスイングしながら心地よく歌を歌っていたのである。

聞くと、あの有名な地元のジャズバンドSWJOが道場と練習場が隣り合わせのよしみでオープニングをかざっていたとのこと。空手とジャズのミスマッチの面白さと心地よさにまず、まいった。
 開会式で、挨拶をしたのだが、どうもいつもと勝手が違う。最初に挨拶された平井衆議院議員が、「押忍」で始めたものだから、後もこれで続けざるるを得ず、私も倣って慣れない「押忍」のポーズで始めてぎこちなく挨拶をし、「押忍」でしめた。



 そして、何と言っても良い物を見せてもらったのが、師範による演武と氷柱割りのデモンストレーション。4段に重ねた氷柱を気合一発ものの見事に一瞬にして手刀で叩き割った桑島師範の体の隅々からオーラがはじけだしていた。5メートルほど離れていても、その「」の力に圧倒されてしまった。
 それにしても香川、高松にはまだまだ凄い人がいるものだ、と改めて感じ入った次第である。


■■■ 第四十三回 ■■■

樋笠バレエ団という奇跡

8月9日

 これはもう、奇跡と言っても良いのではないか。と言えるくらい感動してしまった。
 「2008 インターナショナルガラ 樋笠バレエ団 国際交流公演」のサンポートホール高松のステージにご招待をいただき、見てきた。
 1955年に樋笠バレエ研究所を開設以来、高松で長い間活動を続けている樋笠バレエ団が企画し、主体となって公演を運営しているものの、客演のバレエダンサーは、日本の一流のみならず、世界から選りすぐりの豪華さであった。
 私もバレエの世界には詳しくはないものの、実際のステージを見て、その一挙手一投足から目が離せずに、鳥肌が立つほど感動したことがその証左であろうと思う。少なくとも、地方都市の一公演では、この上は望み得ないぐらいのキャスティングであろう。


 この公演は、今日の高松と、12日の東京五反田のみ。両ステージとも見てみたいと、東京、あるいは全国からも相当な数の人が見に来ていたとのことである。特に、お目当ての一番人気は、このところ毎年世界のバレエコンクールで一位を取っているダニイル・シムキン。見た目は華奢で年齢(21歳)より若く見え、ややもすると女の子と間違うくらい。でも、今日見た創作バレエでは、指の先から表情までが完璧に演技していて、尋常ではない体の柔らかさとばねの強さを併せ持ったそのダンスに会場から万雷の拍手とともに、「ブラボー」、「トレヴィアン」の数多くの声が飛び、鳴り止まなかった。
 そして、とりを勤めたキューバ国立バレエ団のプリンシパルと第一ソリストの二人のバレエは、芸術性はもとより、技術の高さと娯楽性をも兼ね備えていて見事なものであった。


 興奮冷めやまぬところであるが、夜には、打ち上げのディナーパーティーにも参加させていただき、芸術性豊かな一日を気持ちよく締めくくることができた。このような機会を与えてくださった本公演の芸術総監督である樋笠よ志江先生に心から感謝申し上げたい。

 そして、高松に樋笠バレエ団あり、としてこの貴重なソフトの社会資本をより一層生かしていく方策はないものだろうか、と考えている。


■■■ 第四十二回 ■■■

マニフェストの取組状況を公表

7月26日

 このほど、私のマニフェストの取組状況を取りまとめ、公表しました。市のホームページの「もっと高松」にも載せ、このホームページでもアップしました。
 私が選挙時にお示しした「高松まちづくり」、「高松人づくり」、「高松行政改革」の3つの柱の下の50の政策項目について、平成19年度における関連事業の進捗状況を所管部局において、自己評価し、5点満点で数値化して取りまとめたものです。

 結果は、50項目中、5が29項目、4が16項目となるなど、私が記者会見で「ちょっと気恥ずかしいほど、でき過ぎで、いい点をもらい過ぎたと思う。」というものになりました。マスコミからも「自分で自分の成績を付けたもの」で自画自賛に過ぎない、との意見もいただきました。
 でも、事業の評価は、まず、自己評価が基本になるべきだと思います。担当部局の職員が、市長マニフェストを十分に意識した上で、それを達成するがために適切な事業を企画立案し、執行して、それを(自己)評価し、次の展開につなげていく、ということがPDCAサイクルの基本だと思います。その意味では、今回のマニフェストの取組状況の取りまとめと公表は、市役所という組織内での政策評価の一環として大きな意味を持っていると思っています。 


 一方で、マニフェストは、市長の政治家としての公約でもあります。私自身もマニフェストの政策項目は、これから4年間で取り組む政策で「市民の皆さんとのお約束です」と位置づけているものです。そして、その側面における評価は、市役所内部ではなく、広く市民レベルで行われるべきものでしょう。
 今後、然るべき時期おいてその検証、評価をどのようにしていただくべきなのか、私自身も考えてみたいと思います。


■■■ 第四十一回 ■■■

ベーカー市長一家と丸亀町でばったり

7月7日

 2日から高松に来訪しているセントピーターズバーグのリック・ベーカー市長御一行。3日には昼の表敬訪問と夜の歓迎夕食会。4日には、夜に答礼宴と私も出席して親善交流を深めてきた。そして5日の土曜日、今度はホール・ソレイユで猪瀬直樹さんの原作による菊池寛を主人公とした映画「丘を越えて」を鑑賞した後、妻と二人で街をぶらぶらしている時に、偶然にもまたまた遭遇。何せ、ベーカー市長は2メートルを超える長身だけに、遠くからでも一発でそれとわかる家族連れだ。すぐにこちらから「メイヤー・ベーカー、ハロー」と声をかけると皆さんで、喜んでくれた。


 4日夜のセントピーターズバーグ市主催の答礼宴は、アメリカの「独立記念日」のパーティーも兼ねて行われた。ただし、場所は、日本の伝統建築である「披雲閣」。その取り合わせがまた面白くもあり、日本の尺八と琴と、アメリカのギター伴奏での歌の競演もありで、本当に楽しく過ごさせていただいた。



 そして、何よりも有難かったのは、ベーカー市長が「今日は、高松の人にとっては、戦災の悲しい記念日だと言うことも大西市長から聞いて知っている。私は、高松に来る前に広島の平和祈念堂にセント・ピーターズバーグの小学生の折った千羽鶴を捧げてきたが、我々がこうして楽しく意義のある親善交流が図られるのも、悲しい過去の出来事を経て築かれた平和あってのこそだと思っている。」と言ってくれたことだ。

 そして、一行は6日朝、マリンライナーで高松を離れ、東京に向かった。
 今年の夏の楽しい思い出の一つとなることは間違いない。

(一行の日本での様子は、市の公式ホームページでも毎日報告されていました。)


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