総合プロデューサーが福武總一郎さん、総合ディレクターが北川フラムさん、という布陣も瀬戸内国際芸術祭と同じ。 私も瀬戸内国際芸術祭の副実行委員長という役でもあり、北川フラムさんから、自分が案内しても良いので、是非来て、見ておいて欲しいとの有難いお誘いがあり、日程調整のうえ、伺ってきたという次第。
一日目は、高松から岡山、東京を経由して新幹線を乗り継ぎ、テーマ館である「農舞台」がある、ほくほく線の「まつだい」までの移動。切符を渡すと駅員さんが「四国の高松からですか。よくいらっしゃいました。」と驚きの声で歓迎してくれた。 泊まりは、芸術祭の会場にもなっている松之山温泉の宿。この温泉の案内看板もアート作品であった。
二日目は、今回のイベントのスポンサーから提供されたオフィシャル・カー「MINI CONVERTIBLE」(公募による楽しいデザインペインティングがしてある)に乗り込み、北川さんが自らハンドルを握り、案内をしていただいてアート作品を見て回った。日差しがきつく、暑かったが、オープンカーでの移動による芸術鑑賞なんて、いかにも洒落ているし、隣で総合ディレクターの解説を聞きながら回れるなんて、こんな贅沢はなかなかないだろう。顔や上半身に直接感じる妻有の風は、本当に心地よかった。車の中でずっとかかっていたCDは、今夏の北川さんのテーマ音楽だという「ヨハン・シュトラウス」のワルツの名曲の数々。一日中、繰り返し流されていたが、私自身も「これしかないな」と思えるほどにシチュエーションにぴったりと合っていた。
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