本日、「みんなで考える『四国の新幹線シンポジウムin高松』」を開催したところ、目標を上回る約900人もの方々にお越しいただきました。
四国の新幹線は、昭和48年に国の基本計画に位置付けられてから、50年以上動きがない状況であり、現在四国だけが新幹線空白地域となっています。このままでは、経済発展や観光振興などの点において、新幹線が整備されている他の地域との格差がますます広がるのではないかと強い危機感を抱いているところです。
そこで、まずは機運の醸成に向けた主体的な取組が必要と考え、昨年2月に、県内全ての市長及び町長が参画する「香川県市町長四国新幹線整備促進期成会」を設立し、私が会長を務めているところです。
本日のシンポジウムは、第1部として、芝浦工業大学 工学部 教授 岩倉 成志 氏に「地域のちから(知恵×覚悟×楽観)で拓く整備新幹線」というテーマで基調講演していただき、第2部では、金沢市 都市政策局 担当次長 本島 一二 氏から北陸新幹線開業に向けた金沢市の取組について紹介してもらいました。
本日のシンポジウムには、来賓として、岡山市の大森 雅夫市長にお越しいただきました。第3部では、岩倉教授をコーディネーターに、岡山市の大森市長、本島次長と私とで、「私たちの情熱で変わる四国の未来」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
四国の新幹線に関して、瀬戸大橋ルートでの実現を目指すことについては、四国四県で足並みがそろっており、今回対岸である岡山市の大森市長にお越しいただき、前向きなお話をいただけたことは、大きな進展であると存じております。
新幹線の実現には、様々な関係機関が連携・協力し、新幹線整備による未来のビジョンを共有しながら、機運の醸成を図ることが大変重要であると存じております。今後、四国の新幹線について、議論が活発になり、整備への機運の醸成が高まることを切に願っています。

