先週、宇都宮市で開催された「第87回全国都市問題会議」に出席してまいりました。今年は、「成熟社会の都市のかたち~コンパクトで持続可能なまちづくり~」をテーマに2日間にわたって開催されました。
例年は、高松市長として、また、主催者の一人である公益財団法人日本都市センターの理事長として参加しているところですが、今年は、それに加えて、一般報告の発表者として、本市の取組について、約1時間講演をさせていただきました。
現在、全国の各都市では、人口減少、少子・超高齢社会の到来や、公共資本ストックの老朽化、市街地の外延化に伴う中心市街地の活力低下など、様々な問題に直面しており、こうした問題に対応し、発展していくためには、都市空間そのものの在り方の見直しが必要なのではないか、という問題認識の下、講演や報告、パネルディスカッションが行われました。
今回の会場となった宇都宮市の佐藤 栄一市長から、交通網を軸としたネットワーク型のコンパクトシティの形成について主報告があったあと、私から、「都市縮小時代の持続可能なまちづくり『人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松』」と題して、「コンパクト・プラス・ネットワーク」、「都市ブランドの向上」、などについて、説明いたしました。
この2日間の議論を通じて、私自身、それぞれの地域の実情を踏まえながら、都市のかたちを人口減少社会に見合った形、「成熟社会」にふさわしい形にしていく必要性を改めて感じた次第です。
今回参加された各都市の皆様と共に、それぞれの地域に根差した取組を通じて、持続可能なまちづくりを、行なって参りたいと思います。

