12月22日(月) 大島を未来へつなぐ会

 全国で唯一の離島にあるハンセン病療養所「大島青松園」に関して、本市では、平成26年度に「大島振興方策」を策定し、ソフトとハードの両面から、「歴史の伝承」と「交流・定住の促進」を図っているところです。
 この間、大島においては、瀬戸内国際芸術祭等を契機として、大島青松園の入所者と島外の人々との交流が、盛んになってきており、大変喜ばしく存じておりますが、一方で、大島青松園の入所者が29名にまで減少するなど、振興方策の策定から10年が経過し、大島を取り巻く環境は大きく変化しております。
 今年2月、私が大島を訪問した際に、入所者自治会から、大島青松園の今後について、本市を含む関係者で、共に考えてほしいといった御意見を頂きました。そのため、本市として、入所者の心情に寄り添い、その意向を何よりも尊重しながら、国立療養所大島青松園や、大島全体の将来的な在り方について検討することとしました。
 検討に当たり、幅広く御意見を聴くため、今年10月1日に「大島を未来へつなぐ会」を設置し、本日第1回目の会を開催いたしました。
 委員には、大島青松園の入所者や職員、学識経験者のほか、行政、民間から14人の方に御就任いただいており、また、瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクターの北川フラム氏には特別参与に御就任いただいております。
 今後、委員及び特別参与の皆様方から、幅広く御意見をお伺いし、国立療養所大島青松園や、大島全体の将来的な在り方について検討してまいります。

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