本日、高松市戦災犠牲者慰霊堂(通称:六角堂)において、高松大空襲で犠牲となられた方々の御遺族を始め、関係各位の御参列の下、「高松市戦災犠牲者慰霊祭」が執り行われ、式辞を述べました。
今から64年前の昭和20年7月4日未明、安らかな眠りを引き裂く爆音とともに投下された大量の焼夷弾により、本市は、市街地の約80%が焦土と化し、1,359名の尊い命と美しい郷土が、無残にも一瞬にして奪われました。 私は、慰霊碑の前に立ち、恒久平和への切なる願いと、このような惨禍を二度と繰り返してはならないとの決意、さらには、多くの先人の尊い犠牲の上に今日の本市の繁栄があることへの深い感謝の念を、子々孫々にまで語り継いでいく誓いを新たにしました。
残念ながら、昭和26年以来、59年の長きにわたり営まれてきた、このような形での慰霊祭は、御遺族の皆様の高齢化等により、本年をもって、その歴史を閉じますが、本市では、今後とも、市民皆様方の幸せを願いながら、未来の子どもたちに誇ることのできる平和なまちづくりに、全力で取り組んでいきたいと思います。
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