この基本指針では、平成19年度中に、都道府県において広域化推進計画を策定することとされており、本日は、香川県の消防体制を仮に全県域に広域化した場合の人員体制や資機材の配置、情報網のあり方などのシミュレーション結果などが示されました。 議論においては、市町村消防が大原則とされている中で、住民の生命・財産に直結する消防のあり方について効率化だけの観点からむやみに広域化して、果たして実効を伴った責任ある組織体制が構築できるのか、などの様々な意見、課題が出されました。 この問題は、住民の安全、安心を確保する基本的な基盤となる消防体制そのものに関わる問題であり、すべての関係者の納得が得られるよう、今後とも慎重にじっくりと議論して行く必要があると思っています。
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