それとこの厳かで感動的な舞台を見事に支え、演出していたのは、式場に流れた音楽と歌声でした。音楽部の在校生が中心となって編成された管弦楽とコーラスだそうですが、さすがに音楽科を擁し、有名な音楽家を数多く輩出している学校だけのことはあります。それを聞いているだけでも心を揺り動かされるものがありました。
人生において、新たな第一歩を踏み出された卒業生の皆さん。これからの行く手には、様々な困難が待ち受けていると思いますが、皆さんには、校歌の一節にある「雲に嘯く高松の 高き教を守りつつ 誠捧げて世に立たん」のごとく、故郷高松で生まれ育つ間学ばれてきたことを胸に、それぞれの進路・立場で、社会を形成する有為な一人の人間として、積極的・主体的にその役割を果たされていくことを期待しています。
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